「港」を学び楽しむ/みなとフェスタ2014
多彩なイベントで盛況
「海の日」の21日、平良港で「みなとフェスタ2014」(主催・宮古島市)が開催された。真夏の強い日差しと心地よい海風が吹く中、会場には夏休みに突入した児童生徒や親子連れと観光客らが訪れ、島の生活を支える平良港の役割を学び、海の恵みにも感謝しながら多彩なイベントを楽しんだ。
主催者あいさつで下地敏彦市長は「きょうは参加者が学び、楽しめる企画を用意した。それぞれのイベントを通して港の重要性や必要性を学び楽しい時間を過ごしてほしい」と呼び掛けた。
ヒトデやナマコなど海の生き物たちと触れ合うタッチプールでは、大きなナマコを子どもたちが笑顔でわしづかみ。「なんかヌルヌルして気持ち悪い」「怖いけどおもしろい」などの感想を述べながら、生き物たちとの触れ合いを楽しんだ。
モズクのつかみ取りでは、子どもたちが海水の中を漂うモズクをなかなかつかめずに四苦八苦しながらも、真剣な表情でビニール袋に詰め込んでいた。
また、カツオ販売では3~5㌔のカツオが500円で販売され、長蛇の列ができた。
東小2年の池原梨乃さんはもずくのつかみ取りに挑戦。「水がとても冷たくて最初はなかなかうまく取れなかったが最後はいっぱいビニールに入れることができた。きょうは大好きなもずくを夕食で食べたい」と笑顔で話した。
そのほか会場では、巡視船「やえづき」の一般公開や海中で活躍するバックホウ(水中ショベル系掘削機)が紹介されたほか、平良港今昔パネル展や船で行く平良港内見学ツアーなども行われた。
平良港は、宮古島の海の表玄関で人的・物流の交流拠点。国の重要な港湾に指定され、市民や観光客らに親水性の港として親しまれている。