下地さんが優秀賞/県マンゴーコンテスト
【那覇支社】県果樹フェスティバル実行委員会(会長・砂川博紀JAおきなわ理事長)主催の第7回マンゴーコンテスト表彰式が20日、浦添市の県中央卸売市場で行われた。県内のマンゴー生産者の出品総数50点の中から9点が入賞し、優秀賞の下地一武(かずむ)さん(31)=宮古島市上野新里=に特別賞の沖縄共同青果社長賞が贈られた。最優秀賞の県知事賞には長嶺篤さん=糸満市=、優秀賞に下地さんら4人、優良賞に4人が輝いた。
同コンクールは、生産農家の栽培技術の向上と生産意欲の高揚を図ると共に、消費者の理解と消費の拡大を目的に実施する。今年の出品総数のうち、宮古地区が5点、北部地区20点、中部地区8点、南部地区15点、八重山地区が2点。出品されたマンゴーの平均糖度は13・3度で、最高は16度だった。
砂川会長は主催者あいさつで「高品質で安全安心なマンゴーを安定的に供給できるように生産拠点の形成を積極的に進めていきたい」と述べた。
山城毅県農林水産部長は「受賞者はこのコンテストを契機に、関係機関と連携しながらマンゴーの生産拡大とブランド化の促進に尽力してほしい」と激励した。
表彰式の後、下地さんは「賞が貰えてうれしい。栽培歴は約6年で入賞は2回目(一昨年に沖縄総合事務局農水部長賞)。良い物を作っている人の技術を見習って頑張りたい。次は最高賞の知事賞を目指す」と話した。