伊良部大橋 9月9日に連結式/県土建部
宮古本島と陸続きに/供用開始向け最終工程
県土木建築部(當銘健一郎部長)は30日、建設中の伊良部大橋の連結式を9月9日に執り行うと発表した。同日で大橋は一本につながる。この日は県主催の連結式イベントを予定しており、神事で「連結の儀式」を行い、コンクリート打設によって建設工程の無事を祈願し、来年1月の供用開始に向けての工事最終段階に入るとしている。
宮古島と伊良部島を結ぶ同大橋は延長4310㍍(本橋部3540㍍、海中道路部600㍍、取付橋梁170㍍2橋)で、橋長部の長さは国内の大橋の中でも超大架橋に位置付けられている。
宮古島、伊良部島の広域交通の一翼を担い、離島苦解消と生活基盤の確保および地域の交流、物流を支援する目的で、風向風速、潮流などの細かな調査を行い、2005年度から本格的な工事に着手した。同大橋が完成すると、無料で通行できる橋としては日本で一番長い橋となる。
本橋部の上部工セグメントは6月30日に最終生コン打設式を行い、既に完成しており、残り1個を取り付けることによって、計977個のセグメントが全て連結されることになる。宮古島と伊良部島が実質的につながることから、県では工事の節目となる連結式を盛大に祝いたいとしている。
県土建部は同セグメントの設置による連結完了後、高欄や橋面舗装などの仕上げとなる工事を実施し、来年1月の供用開始を目指して最終段階の工程に入ると説明した。
連結式は9月9日午後3時~4時に池間添地先の伊良部大橋架橋地点内(伊良部島側)で執り行われる予定だ。