宮古の水道技術研修へ/JICA
島しょ9カ国11人が来島
国際協力機構(JICA)沖縄国際センターの事業で宮古島市の水処理や水道技術を学ぶために大洋州島しょ国9カ国の計11人(男性9人、女性2人)が30日、来島。同日、市役所平良庁舎に長濱政治副市長を表敬訪問し、これからの研修に意欲を示した。
フィジー水道公社から研修に来たマウ・テビタさんは「これまでの研修は順調で多くことを学んでいる。宮古島で学んだ水道については、自国の水道供給に活用したい」と話した。
長濱副市長は「宮古島の水道普及率は99・9%。地下水を飲み水や農業用水に使用している。宮古島の取り組みは非常に参考になると思う。それぞれの国の水道事業に活用してください」と激励した。
同センター研修業務課長の若杉聡さんが同行し通訳も務めている。研修名は、2014年度JICA地域別研修「大洋州島嶼における水資源管理・水道事業運営」。県内での研修期間は14日~8月29日まで予定。このうち宮古島では、30日~8月1日まで研修する。信州大学名誉教授の中本信忠さんが講師に招かれ「地下水源における生物浄化法(緩速ろ過システム)」と題して講義する予定。