ドン・ガバチョに大喜び/ひとみ座主催
人形劇「ひょうたん島」上演
1964(昭和39)年のNHK総合テレビで放送され、子供たちがモノクロテレビの映像にくぎ付けされてから今年で50周年を迎える人形劇「ひょっこりひょうたん島」(原作・井上ひさしさん、山元護久さん)。30日、マティダ市民劇場で「ひょっこりひょうたん島」オンステージで「泣いたトラヒゲの巻」が上演され、観客らを笑いと感動の世界に誘った。
「泣いたトラヒゲの巻」は、主催の人形劇団ひとみ座が舞台のために書かれた脚本。個性豊かなキャラクターらが生き生きと演じた。ミュージカル形式で笑いを織り交ぜた風刺、冒険の物語。
なじみのテーマ曲の歌い出し「まるい地球の水平線に、何かがきっと待っているよ…」が流れ出すと、会場は静まり返った。
キャラクターで演説が好きな大統領のドン・ガバチョ、海賊のトラヒゲ、サンデー、ハカセ、キッドらが登場すると、会場から大きな拍手が起こった。
上演は2回行われ、いずれも会場は観客で埋まっていた。
総合テレビでは、1964~69年までの5年間で1224回放送された。世代を超えて愛された番組だった。