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社会・全般
2014年9月5日(金)9:00

喜屋武さんら農業士15人認定/県農水部

地域農業のリーダー期待


農業士に認定された宮古島市の(右から)久保さん、喜屋武さん、新里さん=3日、県庁講堂

農業士に認定された宮古島市の(右から)久保さん、喜屋武さん、新里さん=3日、県庁講堂

 【那覇支社】地域農業を担うリーダーとして期待される県農業士の2014年度認定式が3日、県庁講堂で行われ、指導農業士に喜屋武隆さん(50、平良字東仲宗根)ら8人、女性農業士に新里喜美栄さん(55、上野字新里)、久保弘美さん(同、平良字東仲宗根)ら4人、青年農業士3人の計15人に山城毅農林水産部長から認定証が授与された。

 県の農業士認定制度は1978年に制定され、認定者数は今年度15人を含め現在、指導農業士155人(宮古地区32人)、女性農業士56人(同15人)、青年農業士23人(同1人)の計234人(同48人)。

 農業士は農業の中核的な担い手や農村グループの優れた指導者、地域農業の発展やコミュニティー活動の推進者としての役割が期待される。

 山城部長は「地域のリーダーとして、これまでの実践や経験を活かした若手農業者の育成指導や農家の生活向上に尽力してほしい」と激励した。

 女性農業士の認定者代表あいさつで久保さんは「不安や戸惑いもあるが、女性でもやればできるという自信を持ち、農家の皆さんが楽しく笑顔になれるようにアドバイスをしていきたい」と抱負を述べた。

 認定式の後、新里さんは「認定は重みがあり、とてもうれしい。農業に取り組む不安や悩みなどを少しでも取り除く手助けをしたい」と、喜屋武さんは「責任の重大さを感じる。担い手の育成や後継者不足の問題に仲間と連携しながら取り組みたい」と、それぞれ意気込みを語った。


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