伊良部大橋 来年1月31日に開通式
知事が正式発表/3540㍍、島民の悲願目前
【那覇支社】仲井真弘多知事は5日午前の記者会見で、伊良部大橋竣工の供用開始にあたり、開通式典を県主催で来年1月31日に開催すると発表した。知事は9日に伊良部島で執り行われる連結式に出席する。
県は、宮古島と伊良部島が道路でつながり一体となることで、伊良部島の生活環境や福祉の向上、宮古圏域の観光や産業などの活性化が期待されるとしている。
宮古島と伊良部島を結ぶ伊良部大橋(一般県道平良下地島空港線)は県の新規事業として2005年度に着工。延長4310㍍(本橋部3540㍍、海中道路部600㍍、取付橋りょう170㍍2橋)で県内最長の離島架橋となる。
宮古島と伊良部島の広域交通の一翼を担い、離島苦解消と生活基盤の確保や地域の交流・物流を支援する目的で、風向風速、潮流などの細かな調査を行い、05年度から本格的な工事に着手した。
県土建部では同セグメントの設置による連結完了後、高欄や橋面舗装などの仕上げとなる工事を実施し、来年1月31日の供用開始を目指して最終工程に入る。
連結式は9日午後3時から4時に池間添地先(伊良部島側)で執り行われる。
下地敏彦市長の話 いよいよ伊良部大橋が来年1月31日から開通するとの知らせを受け、誠にうれしくまた感慨深い思いがします。このことは宮古島、特に伊良部島の住民にとっては長年の念願であった夢が現実のものとなります。宮古島市民みんなで、このことに感謝するとともに今後、宮古島と伊良部島の市民が一体となって宮古圏域の振興開発に大きく寄与できる展望が開けてきました。市民みんなで伊良部大橋の開通をお祝いしましょう。