滞納残高89億1000万円/沖縄国税事務所
13年度租税状況 18年連続の減少
沖縄国税事務所は5日、「2013年度租税滞納状況」について発表した。「滞納整理中のものの額」(滞納残高)は89億1000万円で、前年度の100億1200万円より11億2000万円(11・0㌫)減少し、1996年度以降、18年連続して減少。ピーク時であった95年度の296億4400万円の30・1㌫になった。滞納の未然防止や整理促進に努めた結果だとしている。
また、「新規発生滞納額」については、期限内収納を確保するため、期限内納付に関する広報や納期限前後の納付指導を実施し、滞納の未然防止に努めた結果、13年度の新規滞納額は12年度の57億200万円より3億1300万円(5・5㌫)減少し53億8900万円にとどまった。
新規発生滞納額は減少傾向にあり、最も多かった93年度201億3000万円の26・8㌫にまで減少した。
租税の滞納発生割合では、新規発生滞納額が53億8900万円であったのに対し、徴収決定済額(申告などにより課税されたものの額)は2570億2700万円で2・1㌫となった。滞納発生割合は前年度に引き続き3㌫を下回り、同事務所発足以来、最も低い割合を示している。
整理済額においては、納税者個々の実情を踏まえ、大口・悪質事案や処理困難事案に対して厳正・的確な滞納整理を実施し、消費税滞納を含む事案を的確に処理することに重点を置いたことから、13年度の整理済額は昨年度より69億5300万円より4億6200万円(6・6㌫)減少し、64億9100万円となった。