賞状手に決意新た/第33回全宮古書道展
大賞に小禄綾子さん(高校一般の部)/児童生徒の部は下地沙季さん
宮古の書道教育の発展に寄与することを目的に開催される第33回全宮古書道展(主催・書心会、宮古毎日新聞社)の表彰式が7日、ホテル共和で催された。今書道展の高校・一般の部大賞(墨芸文化賞)には小禄綾子さん(雅号・玲香)、児童生徒の部大賞(正美賞)には下地沙季さん(平良中3年)が輝き表彰状を授与された。
表彰式典で主催者を代表してあいさつした宮古毎日新聞社の平良覚社長は「人は人なりで、研けば研くほど輝くものだ。受賞された皆さんはこの受賞を機に大いに励み、さらに精進してほしい」と述べ、受賞者をたたえ激励した。
来賓祝辞で長濱政治副市長は「書道は漢字圏の国々でしか行われていない。宮古でも多くの人が書に励んでいることに感動を覚える。書を観ると心が洗われるようだ。皆さんにはこれからもずっと書に励んでいただければ」と激励の言葉を送った。
高校・一般の部、児童生徒の部、特別支援学校の部、高齢者の部のそれぞれの部門で特別賞を受賞した計49人に、各賞のプレゼンターが表彰を行った。
講評で書心会の天久宏会長は、児童生徒の部では昨年より1点だけ少ない855点の応募があり、特別支援学校からは昨年より3点多い56点が、また、高校・一般の部では昨年より8点多い113点の応募があったことなどを紹介しながら、「全体のバランス、文字の流れ、余白の取り方などを基に審査を行ったが、なかなかの秀作ばかりで、難しい審査となった。一生懸命頑張った跡がどの作品からもうかがえた」と述べた。
受賞者を代表して大賞受賞の小禄さんは「仲間たちに支えられ、良き先生方に支えられて賞をいただくことができた。皆さんに感謝の気持ちをささげたい。作品を完成させた達成感を感じている。これからも精進していきたい」とあいさつした。
同書道展の作品展示は10月12、13の両日に市中央公民館で開催する予定。