11/23
2024
Sat
旧暦:10月23日 友引 辛 
政治・行政
2014年9月18日(木)9:00

小学国語B算数A正答率 全国平均を上回る/全国学テ・宮古島市

無解答率も大幅改善/中学は全教科で下回る

 市教育委員会は17日、小学6年と中学3年を対象に4月に行われた全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。宮古島市の小学校は国語Bと算数Aの正答率が全国平均を上回った。全教科の無解答率の割合も大幅に改善された。同委員会では「全職員の協働体制で取り組んだ結果」と分析している。

 開会中の市議会(真栄城徳彦議長)9月定例会で、佐久本洋介氏の質問に宮國博教育長が答えた。

 小学校では、活用力を試す国語Bで全国平均正答率を0・6ポイント、基礎知識を問う算数Aでは3・3ポイント上回った。

 国語Aと算数Bでは全国平均を下回ったものの、市の学力向上推進目標の「全国平均正答率との差を6ポイント以内にする」を達成した。

 正答率30%未満の割合は、昨年の18・3%から9・8%とほぼ半減。無解答率の割合も昨年の9・9%から3・9%と大幅に改善され、目標の「前年の割合を半減させる」を達成した。

 一方で、中学校の正答率は数学A、Bで県平均を上回ったものの、全国平均と比較すると各教科とも下回る結果となった。

 正答率30%未満の割合は昨年の22・1%から16・1%、無解答率の割合は同9・9%から6・9%とそれぞれ改善された。
 宮國教育長は「目標達成には至らなかったが徐々に改善されている」とした。

 答弁で宮國教育長は「各学校が課題を明確にし、教職員の意識改革および児童、生徒の学ぶ意欲の高揚を柱に、全職員の協働体制で取り組んだ結果」と述べた。その上で▽各学校が連携した校内研修の持ち方の工夫▽講師招聘(しょうへい)による授業改善の取り組み▽魅力ある学校づくり推進事業の活用-が成果の要因と分析した。

 文科省が発表した都道府県別の平均正答率では、沖縄県が算数Aで昨年の47位から6位に躍進。小学校全教科で10位以上順位を上げ、2012年度から強化した授業改善の成果が出た格好となった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!