政治・行政
2014年9月18日(木)9:00
白鳥苑「当面は存続」/伊良部火葬場
市斎苑での受入困難
下地敏彦市長は17日、伊良部の火葬場「白鳥苑」を存続させる方針を示した。下地市長は今年3月の市議会定例会の一般質問で、老朽化が進む同苑を大橋開通後は早期に閉苑する考えを示していた。
存続の理由として下地市長は、閉苑後の受け皿となる「宮古島市斎苑」の2基の火葬炉のうち、1基が故障した場合には対応が困難になると指摘。「これまで白鳥苑で行っていた年間約85体の火葬を引き受けるには、あと1基の火葬炉を増設する必要がある。多額な費用がかかることから、整備されるまでは同施設は当面存続して活用していきたい」と述べた。
白鳥苑は老朽化が著しいため、大橋開通後は解体する計画だった。
しかし、地元住民からは、利便性の観点や「まだ使える施設」などと存続を求める声が上がっていた。
17日の市議会9月定例会一般質問で、佐久本洋介氏の質問に答えた