健康管理の充実を/宮古地区労働衛生大会
安心の職場づくり決意
2014年度宮古地区労働衛生大会(主催・県労働基準協会宮古支部など)が17日午後、JAおきなわ宮古地区本部で行われ、健康管理の充実と、健康で働き続けられる職場環境づくりの推進を誓う大会宣言文を全会一致で採択した。第65回全国労働衛生週間は来月1日にスタートする。
主催者代表あいさつで労働基準協会宮古支部の友利寛忠支部長は、事業主に労働衛生管理活動の充実を求めながら、労働者にも自主的な管理を呼び掛け。「自分の体の状態は誰よりも本人が分かっていること。健康管理は自分のため、家族のためと思って常に気を付けてほしい」と述べた。
宮古労働基準監督署の南隆功署長は、健康管理を経営上の課題に捉え、それを実践することで生産性の低下を防ぐ「健康経営」の手法を示し「10年後、20年後の自分たちのために、できるところから自分たちのプレーをしよう」と述べた。
この後、二つの講演が行われ、きしもと内科医院の岸本邦弘さんは「健康的なお酒との付き合い方」と題して講話。自分の体に害のない適正量を知ることや定期健康診断を受けることなどの重要性を説いた。
講演後は「私たちは職場における健康管理の大切さを認識し、いつまでも健康で働き続けられる環境づくりを推進する」と誓う大会宣言を採択。最後は指差呼称で気を引き締めた。
1日に始まる労働衛生週間のスローガンは「みんなで進める職場の改善 心とからだの健康管理」。全国各地で労働衛生に関する取り組みが展開される。