警備艇から注意喚起/宮古島署
砂山ビーチ沖でパトロール
宮古島では7、8月に観光客計4人が死亡する事故が、砂山ビーチで相次いで発生した。事態を重く見た宮古島署(平良英俊署長)は17日、警備艇「みやこ」(21㌧、島尻輝市船長)を出動させ海上パトロールを実施した。砂山ビーチ沖合から遊泳客らに「シュノーケルは、指導を受け正しい使い方をする」など遊泳中の事故未然防止に対して注意を呼び掛けた。
同署は2件目の死亡事故が発生した2日後の8月16日から、砂山ビーチ沿岸の潮の流れや、海底の地形などの調査をするとともに、「みやこ」で週2回、海上パトロールを実施している。
17日も宮古島署地域課の高吉秀行課長が「みやこ」船上から拡声器を使い、遊泳している観光客らに「一人では泳がない」「シュノーケルは正しく使う」などと、注意を呼び掛けた。
高吉課長は「10月までは海水浴ができる観光シーズン。海上パトロールも定期的に実施し、事故の未然防止を啓発したい」と、継続的な水難事故防止活動の重要性を話した。
また、シュノーケルなどで遊泳するときは一人では行かないこと▽日程があるからと無理をしないこと▽天候状況を十分に確認すること-などの点を挙げ、注意喚起した。