「石巻落とし漁」に挑戦/与那城小5年児童
池間島で民泊体験
うるま市立与那城小学校の5年生113人は17日から2泊3日の日程で、池間島で民泊をしながら島の文化や歴史を学ぶ体験事業を実施している。18日には島の漁師の船で沖へ行き、船釣りと伝統漁法である「石巻落とし漁」を体験した。
児童たちは、午前8時出港組と同10時出港組に分かれ、それぞれ7隻の漁船に分乗して池間漁港を出港。狩俣沖の海域で池間島のベテラン漁師から手ほどきを受けながら、伝統の「石巻落とし漁」を体験するとともに船釣りを行った。
約2時間の釣り体験で、児童たちはグルクンをはじめノコギリダイやオジサン、キツネウオ、オヤビッチャなどたくさんの魚を釣り上げた。
港に戻った児童たちは、「船で遠くまで釣りに行って、最初はあまり釣れなかったが、途中からたくさん釣れたのでうれしかった」や「釣りをするのは初めてなので釣れないかと思ったが3匹釣れた」、「思った以上に釣れて楽しかった」など感想を語った。
釣ってきた魚は、それぞれの民泊家庭で調理された。
同体験事業は、2014年度沖縄離島体験交流促進事業として、いけま福祉支援センター(前泊博美理事長)が同校児童を民泊で受け入れ、体験プログラムを実施した。