「やめよう放し飼い」/宮古福祉保健所
動物愛護でチラシ配布
宮古福祉保健所と宮古島市などは24日、動物愛護週間(20~26日)にちなみ、市内の大型スーパー前で街頭キャンペーンを行った。買い物客らに「やめよう!放し飼い」などと書かれたチラシやうちわを配布し、飼い主に対してマナーやルールの徹底と命を預かることに対する責任を呼び掛けた。
あいさつで山川宗貞所長は「管内では放し飼い犬や徘徊犬による苦情や咬傷事故が後を絶たず飼い主のマナーやモラルが問われている。本週間を通して動物愛護と正しい飼い方について理解が深まることを期待している」と述べた。
同所管内では放し飼い犬に対する苦情件数は2009年度が83件、10年度が103件、11年度107件、12年度が116件と増加してきたが13年度は72件に減少した。
しかし、放し飼いは野犬化につながる恐れや、去勢・避妊していない犬、猫が、新しい野良犬、野良猫を増やす傾向にあることから、繁殖を望まない飼い主には避妊・去勢手術の徹底を呼び掛けている。
チラシ配布には同保健所の職員や市の担当者らが参加し、「動物の遺棄・虐待は犯罪です」などが書かれたチラシを配布しながら同週間の意義を買い物客らにアピールした。
同所のまとめによると、2013年度に宮古島市と多良間村で捕獲された違法犬は274匹。飼い犬や野犬にかまれてけがをしたのは31件となっている。