伊良部大橋バイクコースに/トライ実行委総会
実施要項を変更/来年4月19日に開催
宮古島トライアスロン実行委員会の総会が25日、市内飲食店で開かれ、第31回大会の要項や歳入歳出予算を決めた。31回大会の開催期日は4月19日、新しいバイクコースに来年1月開通予定の伊良部大橋を組み入れることを決めた。大会長の下地敏彦市長は「来年も安全、安心な大会にするために、みんなで一致協力して頑張ろう」と述べ、参加した実行委のメンバーと大会の成功を誓い合った。
実施要項の改正点はバイクコースの変更と参加費の2点。バイクコースは与那覇前浜をスタートし、久松地区を通過して伊良部大橋を渡る。同島内を約半周して宮古本島に戻ると池間島に向かって北上、同島を折り返して北海岸線から東平安名崎に向かう。その後は南海岸を抜けて来間島、平良に進行する。これまで池間島は2周していたがコースの変更で1周となる。
コースの変更はバイクのみで距離は変わらない。31回大会もスイム3㌔、バイク155㌔、ラン42・195㌔の計200・195㌔のコースで争われる。
参加費は従来の3万3500円から3万5000円に引き上げられる。消費増税に伴う措置。参加定員は1500人。申し込みは来月1日から受け付ける。
予算は9522万円を計上した。内訳は負担金や補助金が計880万円、事業収入に当たる参加費は4987万円を組んだ。協賛金は2143万円、寄付金1065万円とした。
この日は第30回大会の事業報告も行われた。下地市長は「第回大会は総理大臣杯を新たに設けることができた。われわれはこれだけ認知されている大会をさらにしっかりと運営しなければならない」と述べた。
事務局は30回大会の実績を報告した。申し込みは20の国と地域から計3657人あったとし、最終出場選手は1531人、完走者は1303人と説明した。
次回大会の課題と取り組みとしては、「伊良部大橋の開通に伴ってコースを変更し宮古島を約1周するコースとなる。トライアスロンの島として、選手たちが練習しやすい環境づくりに取り組む」としている。