05/04
2025
Sun
旧暦:4月7日 仏滅 癸 
政治・行政
2014年9月27日(土)9:00

高校卒業までの医療費無料/多良間村

給食費、入園料、保育料も/議会で改正条例可決 定住奨励は20万円に増額


 【多良間】開会中の多良間村議会(森山実夫議長)は25日に開いた議案審議で、伊良皆光夫村長から提案のあった「子ども医療費助成に関する改正条例」「村立幼稚園保育料等徴収改正条例」「多良間村ふるさと活性化定住促進改正条例」「多良間村過疎対策子育て応援基金条例の制定」-の議案を全会一致で可決した。



 これにより、多良間村では小中児童生徒の給食費無料化や幼稚園児の入園料・保育料の無料化、0歳児~高校卒業までの医療費無料化が実現するほか、定住奨励金がこれまでの5万円から20万円に増額されるなど、子育て支援と定住促進策が大胆に図られることになる。


 このほか過疎化対策としては、結婚祝い金をこれまでの5万円から15万円に引き上げたほか、出産祝い金も2万円から5万円に増額。第2子以降からは10万円を支給する。


 さらに、村内で住宅の新築や購入を行った場合、面積に応じて50万円~120万円までの助成を行う。


 同施策は村内の定住促進を根本から図りたいとする伊良皆村長の「肝入り」施策として、9月定例会に上程されていた。


 これらの財源として多良間村では既に「多良間村過疎化対策子育て応援基金」を村単独で1億4000万円を積み立てており、条例化することで、さらに基金の上積みを図る考えだ。


 これらの関連議案が全会一致で可決したことについて伊良皆村長は「定住促進を図るために、過疎化対策や子育て支援を行うことは島の大きな課題であり、やらなければならないことだ。今回、議会の賛同を得て可決した条例は、まだまだ過疎化対策のスタート段階だと思っている。これからも、若年層の婚姻を促進するためのあらゆる手法を検討するなどし、定住条件をより良く整備する施策を展開していく」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年5月1日(木)9:00
9:00

子どもは無料や半額

児童福祉週間で各施設   最大11連休となるゴールデンウイーク(GW)が始まっている。入域観光客数がコロナ禍以前に戻りつつある宮古島では多くの観光客が訪れ、各空港が混雑しているほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れなどでにぎわいを見せ…

2025年4月23日(水)9:00
9:00

多良間島、3部門で上位/マリンダイビング大賞

「初めて行きたいエリア」1位/スキューバダイビング専門ウェブサイト   【多良間】年間125万人が利用するスキューバダイビングの専門ウェブサイト「マリンダイビングWEB」が発表した「マリンダイビング大賞2024」の年間ランキングで、多良間・水納島が「…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!