離島振興へ一致団結/離島振興市町村議会議長会
臨時総会役員選任 新会長に島袋氏(伊江村議会)
県離島振興市町村議会議長会の臨時総会が9日、市内ホテルで開かれた。役員の選任を行い、新しい会長に伊江村議会の島袋義範議長、副会長には宮古島市議会の真栄城徳彦議長と与那国町議会の糸数健一議長を選出した。島袋会長は「県内離島の振興に全力を尽くしたい」と決意。組織を挙げて離島振興および住民福祉の向上に資する考えを示した。きょう10日は各地で行政視察を行う。
同議長会は県内離島の4市4町10村の議会議長で構成する組織。総会でははじめに会長と副会長、監事2人を決めた。監事は南城市の大城悟議長と座間味村の宮里祐司議長。
この後、揮発油税および地方揮発油税の軽減措置に関する議案を審議した。
離島への石油製品の輸送等を補助する復帰特別措置の「揮発油税および地方揮発油税の軽減措置」が、2015年5月14日に失効することを懸念。この軽減措置が廃止されると、「住民生活の安定向上に大きな影響を及ぼす」として軽減措置の延長を求める要請文を全会一致で決議した。
宛先は内閣総理大臣、財務大臣、内閣官房長官、沖縄及び北方対策担当大臣。
最後に13年度の決算を認定して総会を閉じた。
島袋会長は「皆さんと協力して離島の発展、住民福祉の向上ために尽くしていきたい」と述べ、各市町村議会議長の協力を求めた。
総会後は懇親会の中で交流を深め、各離島市町村における課題を共有した。
10日は伊良部大橋建設現場や海中公園、地下ダム資料館などを視察する。