全宮古書道展きょう開幕/書心会、本社主催
アスリートの座右の銘も展示
第33回全宮古書道展(主催・書心会、宮古毎日新聞社)が12日から、市中央公民館大ホールで開幕する。児童生徒の部(特別支援学校含む)、高校生・一般の部(高齢者含む)の大賞や市長賞、優秀賞に輝いた作品など全出品作品計968点を一堂に展示する。今回は「特別企画展」として、世界のトップアスリート20人が書いた座右の銘やメッセージのパネル展を同時開催する。会期は13日までの2日間。時間は午前10時~午後6時まで。(最終日は午後5時まで)
作品発表の場を設け、心技の向上を図り書道教育の発展に寄与することを目的に毎年開催している。最年少は4歳、最年長は91歳。
島内外からの招待作品や韓国、石垣からの「交流作品」、書心会役員の作品も合わせて展示される。
今回は初めての企画として、日本習字教育財団の協力を得て「アスリートのチカラ、文字のちから展」を開催。バルセロナ五輪女子マラソン銀メダリストの有森裕子さんや元バレーボール全日本女子チーム監督の柳本晶一さん、元大リーガーの木田優夫さんなどの自筆の文字と、その文字に込められた気持ちなどをパネルにして展示する。
書心会の宮城公子副会長は「小学生たちは太くて、大きくて勢いのある文字が多い。中学生は何枚も書き込んでいる作品が目立つ。高校生は大作に挑戦するなど、それぞれの思いが書に表れている。宮古の子供たちの書は県内でもレベルが高い。ぜひ鑑賞してほしい」と来場を呼び掛けている。