聴覚障害者の会が10年
創立記念式典と講演開催
宮古島聴覚障害者の会(池間昭雄会長)創立10周年記念式典が11日、市内ホテルで開かれた。会員や来賓が多数参加し、10年の節目を祝った。記念講演として、俳優の庄﨑隆志氏と砂田アトム氏が「ろう者の身体分析」と題した寸劇を披露した。
同会は聴覚障害者の福祉向上を目的に、2004年に「みやこデフの会」として創立され、翌05年に現在の名称に変更され、今年で10周年を迎えた。
記念式典であいさつに立った池間会長は「会はさまざまな活動を通して、行政、地域の協力の下、聴覚障害者の福祉向上に取り組んできた」とした上で「障害のあるなしにかかわらず互いが助け合い、協力し合う社会づくりを目指してまい進したい」と抱負を語った。
会の発展に協力したとして、同会初代会長の砂川盛順氏、元市手話通訳者の白澤和子氏、県宮古地区労働者福祉基金協会、宮古島商工会議所女性会に感謝状が贈られた。
記念講演では、庄﨑氏と砂田氏が手話と身体表現を交えながらユーモラスな寸劇を演じ、会場に笑いを誘った。
式典、講演終了後には祝賀会を実施。同会の会員や手話サークルなどが余興を披露し、会を盛り上げた。