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イベント
2014年11月4日(火)9:00

クイチャーの魅力発信/伝統、創作織り交ぜ

29組出演しフェスティバル/実行委主催


29団体・個人総勢1400人が出演した第13回クイチャーフェスティバル(写真はうるかクイチャー愛好会)=2日、カママ嶺公園多目的広場

29団体・個人総勢1400人が出演した第13回クイチャーフェスティバル(写真はうるかクイチャー愛好会)=2日、カママ嶺公園多目的広場

 第13回クイチャーフェスティバル2014(主催・実行委員会)が2日、平良のカママ嶺公園多目的広場で行われた。伝統クイチャーの部に12団体、創作クイチャーの部に11団体、伝統・芸能の部に3団体など計29団体、個人が出演。子どもからお年寄りまでが地域に伝わるクイチャーを踊り、その魅力を内外に発信した。

 今年のサブタイトルは「未来(さ●(●=きに○)ぃゆう)がみ 思(うむ)いゃつなぎ」で、島の文化がいつまでも引き継がれていくことに思いを込めた。

 フェスティバルは伝統クイチャーの部に、宮古を代表するクイチャーとして知られる漲水クイチャー、荷川取クイチャーの両保存会、うるかクイチャー愛好会などの常連組のほか、池間クイチャー、西原クイチャー、佐良浜ミャークヅツクイチャーの三つの保存会が、祭祀「ミャークヅツ」で踊るクイチャーを披露し歴史と伝統を感じさせた。

 下地クイチャー保存会や久松青年会は子供からお年寄りまでの幅広い年齢層が参加。地域に伝わるクイチャーが脈々と引き継がれていることをうかがわせた。

 砂川小5、6年生は地域の伝統を未来に継承していく気持ちをアピールし、会場から大きな拍手を受けていた。

 「手拍子」や「跳ね上がる振り」「円陣を組む」などのクイチャーの基本踊りを演舞に取り入れる創作クイチャーの部には、今回もさまざまな団体が出演。保育園や学童の子供たちは元気さと可愛らしさを前面に、バレエを習う子供たちはクイチャーと融合させた踊りを、自治会や郷友会は結束力を示しながらクイチャー通して絆を深めた。

 伝統・芸能の部には獅子舞やヨンシー、棒踊りなど多彩な踊りが会場を魅了。友利琉希さん(北小5年)は「豆が花」を、立津佳恵さん(宮高1年)は「内根間ぬかながま」を三線を弾きながらよく響く声で歌った。

 プログラムの中盤と最後には出演者と観客が一緒になっての「クイチャー大共演」を実施。クイチャーの持つ歴史に思いをはせながら、五穀豊穣を願い全員で大地を踏みしめた。

 八重山在宮古郷友会が初出場し花を添えた。特別出演した創作芸団「レキオス」がダイナミックな太鼓演舞でフィナーレを飾った。

 創作クイチャーの部の出演団体を対象にした各賞は次の通り。

 【バッシライン島ぬ心賞(審査員特別賞)】八重山在宮古郷友会【アパラギ賞】N、Sバレエアカデミー宮古City【パニパニ賞】男塾武-Doo【プカラス賞】HanazonoKids


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