有効求人倍率0・78倍/宮古10月雇用の動き
新規求職2カ月ぶり減
宮古公共職業安定所(青山雄一所長)管内の10月の有効求人倍率は0・78倍となり前年同月比0・06ポイント上昇した。改善は37カ月連続となったが前月比では0・04ポイント悪化となっている。
10月の雇用の動きについて、青山所長は「県内経済は観光関連、個人消費も好調な状況で推移しており、宮古所管内の雇用情勢については今後も堅調に推移するとみられる」と予想している。
新規求職申込件数は、204件と前年同月比31・5%(94件)減となり、2カ月ぶりの減。前月比でも16・4%(40件)減となっている。
月間有効求職者数は、1072人と前年同月比11・8%(143人)減となり、20カ月連続の減で、前月比でも4・4%(49人)減となった。
新規求人数は、275人で前年同月比で20・5%(71人)減となり2カ月連続の減となっている。前月比でも11・9%(37人)減となっている。
新規求人の状況を産業別の前年同月比でみると、サービス業(他に分類されないもの)が66人で59人増加。それ以外はすべて減少で建設業24人(前年同月比8人減)、情報通信業12人(同15人減)、卸・小売業32人(同15人減)、不動産業・賃貸業2人(同13人減)、宿泊業・飲食サービス業18人(同57人減)、医療・福祉71人(9人減)となっている。
就職件数は113件で前年同月比8・1%(10件)減で3カ月連続の減少となったが前月比では同数となった。
就職内訳は、県内就職が108件(前年同月比8件減)で3カ月連続の減。県外就職は5件となり同比2件の減となった。
そのほか、来年3月新規高卒者の就職内定率(10月末時点)は51・5%で前年同月比で1増加している。
有効求人倍率 求職者1人当たりの求人数。