11/27
2024
Wed
旧暦:10月26日 大安 甲 
社会・全般
2014年12月12日(金)9:00

障害者の観光考える/沖縄観光バリアフリー

講演やワークショップ開催


小倉氏の講話を聞く参加者たち=11日、宮古空港ターミナルビル会議室

小倉氏の講話を聞く参加者たち=11日、宮古空港ターミナルビル会議室

 沖縄観光バリアフリー推進を考えるワークショップ(主催・県文化観光スポーツ部観光振興課主催)が11日、宮古空港ターミナルビル会議室で開かれた。観光や福祉事業者、障害者らが参加。「バリアフリー旅行」商品を提供するNPO法人しゃらく(神戸市)代表理事の小倉譲氏による講演や、沖縄観光とバリアフリーについて考えるワークショップなどが行われた。

 講演で小倉氏は、認知症を患っていた自身の祖父が旅先で知り合った人との交流で認知症が完治したことをきっかけに、付き添い介護付きの「バリアフリー旅行」商品を提供するNPO法人の旅行社を立ち上げたことを説明。ターゲットは主に要介護度が3から5の高齢者で、8割の人はその人の障害に応じたオーダーメイド旅行を選択している状況などを語った。

 障害者であっても、その人の介添えの要望に応えることができれば旅行することは可能との考えを示す小倉氏。「何かがあった時の対応を必ず考えておくことが必要」と指摘した上で「配慮が必要とする人を相手にする場合、先入観を持って見てはいけない。とにかく聞くことが大切」と強調した。

 講演終了後のワークショップでは、沖縄でのバリアフリー観光を考えた場合の課題や解決策について参加者が意見を交わしたほか、空港でのフィールドワークも実施。講演前には県子ども生活福祉部障害福祉課の石川香那広域相談専門員が昨年10月に交付された「県障害のある人もない人も共に暮らしやすい社会づくり条例」について説明した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!