宮古でも保育士不足に/子育て支援新制度
合同就職説明会開く
市内の公立・認可保育園・認可化移行予定施設が協力した合同就職説明会(主催・沖縄県保育士・保育所総合支援センター、協力・市、宮古島市法人保育園連盟)が23日、市役所平良庁舎で開かれた。沖縄本島の短大・専門学校に通う学生10人が参加。就職相談コーナーでは各施設の代表者や担当者から、2015年度から始まる「子ども・子育て支援新制度」に向け、保育士の正規採用枠などについて知識を深めた。県内では初めての試み。
同センターの知花聡センター長は「沖縄県および各市町村は待機児童をゼロにするということでいろいろな取り組みをしている。併せて来年4月から新制度がスタートする。沖縄の子育て事情は一変すると思う。いろいろな所で5歳児問題が起こり大混乱すると思う」と述べ、学生らの宮古での就職に期待を込めた。
同連盟を代表してあけぼの保育園の下地聖子副園長があいさつ。学生らの参加を歓迎し、感謝の意を表した上で「宮古島でも保育士の不足が予想され、それを打破するために宮古の保育園での就職を選んでほしい。就職相談コーナーでは、担当者に気軽に何でも聞いてほしい」と語った。
相談を終えた宮古島出身の女子学生2人は「学生たちは就職活動を活発に行っている。友達の中には、沖縄本島にある保育園から採用内定をもらっている人もいる。まだ若いので都会で働いてから、宮古での就職活動は考えたい」と口をそろえた。