校名は「伊良部島」に決定/市教育委員会
愛称は「結の橋学園」/伊良部地区小中一貫校の名称
2017年4月に開校を予定している伊良部地区の2小学校と2中学校が統合して新たに誕生する小中一貫校の名称が「宮古島市立伊良部島小学校・中学校」に決定した。また、愛称は「結の橋学園」となった。新設校の校名と愛称については25日に行われた市教育委員会(佐平博昭委員長)の定例会で正式決定された。今回の決定を受け、今後は校章、校歌、校旗について協議していくとしている。
新設校の校名と愛称については、公募で寄せられた案について「宮古島市立伊良部、佐良浜小学校及び伊良部、佐良浜中学校統合協議会」(仲間明典会長)で審議し、校名は「伊良部島」「海陽(かいよう)」「結の橋」「伊良部」の4案。愛称は「結の橋学園」「虹の橋学園」「海陽学園」の3案に絞られた。
11月の定例会では、校名4案と愛称3案の組み合わせは多すぎて絞り込みが難しいとして継続審議となり、統合協議会に2案程度に絞り込んだ案を求めたが、協議会は「教育委員会で議論し決定してほしい」としていた。
この日の定例会は、愛称については「結の橋学園」とすることで意見は集約されたが、校名については、佐平委員長と宮國博教育長を除く3人の委員のうち2人が「伊良部島」。1人の委員が「海陽」に賛同した。
協議の結果、「伊良部島の伝統と文化を受け継いでほしいとの思いが島民にはあり、どこの島にある学校なのかが分かりやすい方がよい」などの意見が出され「伊良部島」に決定した。
伊良部の小中一貫校の校名と愛称については、市教育委員会が9月の1カ月間、市民から募集の結果、校名に45件、愛称には43件の応募があった。