マンゴーは過去最高760㌧/県宮古農林水産振興セ
14年の農水話題を発表
2014年に生産された宮古島産のマンゴーが過去最高の760㌧に上ることが25日、県宮古農林水産振興センターが発表した「2014年宮古の農林水産業の話題」で分かった。今年の果実が大玉傾向にあったことから、当初予想されていた592㌧をはるかに上回る実績となった。
マンゴーの生産量760㌧は前期と比べて26%増加した。6月の気温が比較的涼しかったことから果実の肥大が順調に進んだ。
事前の袋掛け枚数調査では592㌧と予想していたが、出荷後に生産農家に聞き取り調査を実施したところ果実が大玉傾向にあることが判明。結果として750㌧超えの豊作となった。
輸送については、通常の航空便を除く臨時航空便で17㌧、船舶では100㌧を輸送したと発表。「収穫ピーク時の7月8日に台風が襲来し、航空機も欠航したことから滞貨が生じ、10日には自衛隊ヘリ機も輸送に協力した」とまとめた。
同センターはこのほか10項目の話題を発表。JAの宮古地区農産物集出荷場の稼動や多良間村が島ごとエコファーマーに認定されたこと、沖縄製糖の24年ぶり年内操業、肉用牛競りの年間販売額が32億円を突破したことなどを挙げた。
サトウキビ振興について同センターの東江賢次副参事は「年明けには宮古地区全域でイネヨトウのフェロモン防除が始まる。これにより増産および品質の向上が期待される」と話した。
同センターが発表した11項目の話題は次の通り。
JA宮古地区農産物集出荷場が稼動開始▽マンゴー生産大幅増▽伊佐博勝さんがカボチャで農林水産大臣賞受賞▽6月6日を宮古地区オクラの日に制定▽宮平浩幸さんが県青年農業者会議発表会で最優秀賞▽多良間村が島ごとエコファーマーに認定▽沖縄製糖宮古工場が24年ぶり年内操業開始▽肉用牛年間販売実績が32億円を突破▽県種雄牛「北福波号」の生産者・与座さんが表彰される▽宮古土地改良区が全国土地改良功労者表彰で金章▽農地中間管理事業がスタート