「万引き許さない」
チラシ配布し防犯啓発/地区防犯協など
宮古島地区防犯協会(前川尚誼会長)と宮古島署(平良英俊署長)、防犯ボランティアらが26日、市内の大手スーパー前で、万引き防止など防犯関係のチラシを配布した。チラシ配布に先立ち、店内で万引き防止パトロールを行った。子供連れの買い物客には「みんなでつくろう安全・安心の宮古圏域」などと書かれたステッカーを貼った菓子類も配布された。
チラシ配布と店内パトロールは19日から来年1月4日までの「年末年始総合警戒」の一環として実施した。期間中、圏域内のスーパーやコンビニエンスストアなどの店舗で、万引き防止パトロールとチラシ配布を実施する予定。
宮古島署管内の2014年1月1日から12月25日までの万引きの件数は23件で22人が検挙されている。このうち40歳以上が14人(60歳以上が9人)で、全体の約6割を占める。
認知件数は2013年1月1日から12月31日までで31件。昨年は特に6月と12月に増加した。昨年の検挙者数のうち、40歳以上が24人(60歳以上が10人)と全体の約7割を占めた。
宮古島署は万引きを、車上狙いや自転車盗などとともに重点犯罪に指定し、防犯とともに取締りを強化している。
開始式で前川会長は「年末年始は事件事故が増えることが懸念される。チラシ配布で防犯などを啓蒙し、1件でも、事件事故が減らせるよう頑張ろう」とあいさつした。
宮古島署生活安全課安全なまちづくり推進係の長濱宏弥警部補は「昨年の万引きの認知件数は31件と多かった。今年は減少しているので、これ以上増やさないように防犯をさらに強化していきたい」と述べた。
パトロールとチラシ配布には地区防犯協会の会員のほか、にこにこシルバー隊や腰原女性会のボランティアらが参加した。