豊かで活力ある宮古に/鏡開きで発展祈願
市制施行10周年、新春の集い
宮古島市市制施行10周年記念・2015年宮古島市新春の集い(主催・宮古島市)が6日、市平良下里のホテルで開かれた。市内に事務所を置く各業界や各種団体、国、県の機関、市などから約550人が出席。樽酒鏡開きなどで今年1年の市の発展を祈願した。下地敏彦市長は「豊かで活力があり、穏やかな宮古島をつくりたい」と述べ、市民に協力を呼び掛けた。
新年のあいさつに立った下地市長は、今年が宮古島市誕生から10周年を迎えることについて「あっという間だった」との感想を表明。これから新図書館・公民館や平良児童館、総合社会福祉センター、大型コンベンションホールなどの工事が始まることを挙げ、「旧市町村ではできなかった、しかし宮古島に必要な施設がこれからできる」とした上で、「豊かで活力があり、そして穏やかな宮古島をつくりたい。それは市役所だけではできない。市民の皆さんの絶大な協力と支援がなければ不可能」として市民に協力を呼び掛けた。
市議会の真栄城徳彦議長は「伊良部大橋が開通し、合併10周年を迎える今年1年、宮古島はお祝いにあふれる」との考えを示し、「さらなる飛躍の年のなるものと期待している」とあいさつした。
下地市長をはじめ各界の代表による樽酒鏡開きや、宮古島商工会議所の下地義治会頭、宮古島観光協会の豊見山健児会長、JAおきなわ宮古地区本部の新城武一郎本部長の音頭で乾杯を行い、新年を祝うとともに市の発展を祈念した。
会の幕開けでは琉球舞踊穂花会が「かぎやで風」を披露したほか、みやこ少年少女合唱団による市歌斉唱、城辺の上区獅子舞保存会による獅子舞や、アイラナフラスタジオによるフラダンスがステージで行われ会を盛り上げた。