11/24
2024
Sun
旧暦:10月23日 友引 辛 
政治・行政 社会・全般
2015年1月7日(水)9:00

海の人身船舶事故 宮古、死亡者数が倍増/第11管区海上保安本部

県全体は過去10年で最多/2014年事故発生状況


昨年の死亡事故を受け、注意喚起をする看板が設置された=2014年8月23日、砂山ビーチ入口

昨年の死亡事故を受け、注意喚起をする看板が設置された=2014年8月23日、砂山ビーチ入口

 第11管区海上保安本部は5日、2014年1月1日から12月31日までの管内(県内)の人身、船舶事故の発生状況(速報値)を発表した。それによると、人身事故者は前年よりも31人多い195人で、船舶事故は前年から30隻増の103隻だった。人身、船舶事故ともに、過去10年間で最多となった。このうち宮古島海上保安署管内の人身事故は15人で前年と比べほぼ同数だったが、死亡者は5人多い11人となった。遊泳中が8人、シュノーケリング中が3人だった。船舶事故は10件だった。

 船舶事故10件の内訳は乗り上げが2件、機関故障が4件、運航阻害が2件、浸水1件と爆発が1件だった。

 一方、第11管区海上保安本部管内では、人身事故者は195人で、前年同期に比べ31人増加した。死亡者は67人で、前年に比べ5人増加した。

 事故者のうち、観光客によるものが57人(うち死亡者14人)で事故者全体の約6割、死亡者の5割が県外からの来沖者だった。

 事故者を年代別に見ると、シュノーケリング中の20代、磯遊び中の60代以上の事故が最も多かった。死亡者は60代以上が全体の約4割を占めた。

 このうちマリンレジャーに伴う事故が96人(うち死亡者28人)、海中転落などマリンレジャー以外の事故は54人(うち死亡者34人)と乗船中の病気や負傷など船舶海難によらない乗船中の事故が45人(うち死亡・行方不明者数5人)だった。

 また、2014年の船舶事故は103隻で前年に比べ30隻増加し、過去10年間で最多となった。このうち、大型台風が沖縄本島に上陸・接近したこともあり、台風下における船舶事故が7隻と、前年よりも6隻増加した。

 第11管区海上保安本部は2014年のマリンレジャーによる人身事故が大幅に増加したことを受け▽県外観光客への事故対策▽遊泳中(特にシュノーケリング中)の事故防止対策▽報道機関を通しての安全啓発-などを重点的に取り組むとしている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!