スマホで宮古方言学習/宮工生徒がアプリ開発
宮古工業高校電気情報科3年の「Android(アンドロイド)アプリ製作班」はこのほど、オペレーティングシステム(OS)がアンドロイドのスマートフォンで宮古方言を学ぶことができる辞書アプリ・宮古島方言アプリを開発した。今月30、31日に沖縄コンベンションセンターで開かれる「IT津梁まつり」で発表する。
宮古島方言アプリを制作したのは根間勇喜君、濱口竜一君、亀浜大樹君、橋本佳君、美里光則君の5人。課題研究の授業のなかでアプリ制作に取り組んだ。家族、感情、食材・料理、自然・生き物、時間、体の名称、その他の7項目で合計120の単語が登録されていて、単語を選べばその言葉の宮古方言が4コマ漫画やイラストとともに紹介される。同アプリはアンドロイドのスマートフォンで専用のQRコードを読み込めばダウンロードすることができる。
アプリづくりは昨年4月に企画。プログラム班とイラスト班に分かれて制作に取り組み、12月に完成させた。同製作班代表の根間君は「アプリを作る中で、宮古方言のユニークでおもしろいところを学ぶことができた。今後、後輩に引き継いで、アプリをさらにアップデートしてもらいたい」との考えを示した。
指導に当たった友利悟教諭は「ゼロからアプリを作らせたが、完成させたことは、生徒たちの自信につながると思う」と語った。