昨年の110番受理件数 問い合わせや相談多く/宮古島署
半数が緊急性低い
宮古島署が昨年1年間で受理した「110番」件数(速報値)は3097件で、そのうち「問い合わせ」や「相談」など緊急を要しない通報は1470件(47・5%)と半数近くを占めたことが同署のまとめで分かった。110番専用回線がふさがっていると、緊急事態が発生した場合に警察官の現場への到着が遅れる場合があり、同署では正しい利用を呼び掛けている。きょう10日は、110番の適切な使用を推進する「110番の日」。
110番受理件数の内訳は▽刑法犯関係(凶悪犯、粗暴犯など)204件(6・6%)▽交通関係(交通事故や交通関係法令違反)455件(14・7%)▽けんか口論190件(6・1%)▽保護関係(泥酔や路上寝、家出人など)546件(17・6%)-などとなっている。
あまり緊急性のない「要望や苦情、相談」が434件(14・0%)、各種照会などが1036件(33・5%)となり、全体の約半数を占めている。
警察では緊急性が低い案件については代表電話(72・0110)、相談などは警察相談専用電話(♯9110)の利用を呼び掛け。「特にいたずら電話は絶対にしないでほしい」と話している。昨年の110番受理件数は、前年の3225件に比べ128件(4・0%)減少している。