連携して発展誓う/県内市町村長集い年始式
【那覇支社】県市長会・町村長会主催の2015年「年始会」が9日、那覇市の自治会館で開かれた。下地敏彦宮古島市長や伊良皆光夫多良間村長ら県内の41市町村長をはじめ翁長雄志知事も出席し、互いに連携して県全体の発展に取り組むことを誓った。
市長会副会長の下地市長は主催者代表あいさつの冒頭、「翁長知事、就任おめでとうございます」と祝福した上で、「国と連携した振興策の振興と均衡ある県域の発展を目指した施策の展開を強く望み、沖縄のかじ取り役として尽力されることをお願いする」と話した。
また、今年が戦後70周年の節目にあたるとして、「平和の尊さをかみしめ、戦争の悲惨さ命の大切さを心に刻み、子や孫に誇れる沖縄づくりについて新たに考える道筋を確立する起点の年にしたい」と決意を述べた。
翁長知事は「県の発展のため手を携えて力を合わせて頑張っていくことが大切。県政の方からより身近に皆さんと接する中から、市町村の課題を一つずつ解決していきたい」と述べ、「特に離島の方には足を運んで、地元で意見交換しながら県全体の施策に生かしていけるよう心掛けて1年間やっていきたい」と語った。
続いて、沖縄総合事務局の河合正保局長の来賓あいさつの後、町村長会の志喜屋文康会長(恩納村長)の発声で乾杯を行い、今年のさらなる飛躍を誓い合った。