一部の便で無料運航/宮古フェリー
最後の3日間 31日はセレモニーも
1月31日の伊良部大橋開通に伴い長年、伊良部島と宮古島をフェリーで結び、島民の生活を支えてきた宮古フェリー(新垣盛雄社長)とはやて(川平三秀社長)が同日を最後に航路事業を終了させる。宮古フェリーでは、最後の3日間(29~31日)、一部の便で利用者に感謝の意味を込めた無料運航を実施する。また、31日の最終便となる午後6時45分平良発の出発前には運航終了のセレモニーも予定している。
無料運航は29~31日の3日間行われ、佐良浜発が午前10時と同11時。平良発が午前10時30分と同11時30分となっている。
また、31日はさらに佐良浜発の最終便(午後6時25分発)と最後の運航となる午後6時45分の平良発が無料運航となり出発前にはセレモニーが行われ、船長への花束贈呈のほか、7色のテープを配布して最後の出航を見送る予定。
新垣社長は「無料運航は長年利用し安全運航に協力してくれた利用客への感謝を込めて実施する。伊良部島にフェリーで渡る最後の機会なので楽しんでほしい」と呼び掛けた。
夢の大橋開通で圏域全体が沸く中、島民の生活と圏域経済を支えてきた一つの歴史が終わる31日は、開通した伊良部大橋をフェリーから見る最初で最後の日となる。