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政治・行政
2015年1月17日(土)9:00

「花いっぱい」運動が浸透/市みどり推進課14年度実績

前年増の130団体参加/苗15万6000本無料提供


育苗施設で育てられている市民団体などが鉢上げした花の苗=14日、平良袖山

育苗施設で育てられている市民団体などが鉢上げした花の苗=14日、平良袖山

 市みどり推進課はこのほど、花の苗を無料で提供する「花いっぱい推進事業」の2014年度実績をまとめた。それによると苗の提供を申し込んだ団体は130で、前年度の96団体より34団体増加し、着実に浸透していることが分かった。提供した苗も約15万6000本に増え、学校や公共施設、道路沿いなどを彩っている。同課は平良中心地だけでなく、旧町村部への波及や隣近所がこぞって花を植える環境づくりをさらに広げていきたい考え。

 同事業は彩りあふれる美しい島の景観づくりを推進することを目的に、市町村合併の05年に始まった。

 提供する花の苗はマリーゴールド、サルビア、インパチェンス、ペチュニア、ベゴニア、ゼラニュームなどで、1団体1200本程度。

 花の種の準備と、種まきはみどり推進課が実施。その後、成長した苗を鉢に移植する「鉢上げ」は申し込んだ団体が行う。鉢上げは同課職員が指導し、管理などについてもアドバイスする。

 鉢上げされた苗は、袖山にある育苗施設で育てられ、確実に根付けば引き取ってもらうことになっている。

 同事業に申し込む団体は保育所(園)や幼稚園、小、中、高校が多く、学校や公共施設には定着している。

 最近では自治会や企業からの申し込みも増えているが、市民レベルでの取り組みは今ひとつ。

 みどり推進課の根間正三郎課長は「個人での問い合わせもあるが、隣近所を誘ってグループ単位で申し込んでほしい。花植えを通しての近所同士の活動は環境美化だけでなく、コミュニティーづくりにも役立つはず」と利用を呼び掛けている。

 花いっぱい推進事業についての問い合わせは、市みどり推進課(電話72・9784)まで。


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