社会・全般
2015年1月22日(木)9:00
金属片混入に注意を/沖糖宮古工場
ライン稼働に支障
サトウキビの収穫たけなわだが、搬入された製糖工場ではキビに混じってさまざまな金属片が確認されており、圧搾ライン稼働に支障を来すとして、収穫の際の注意を呼び掛けている。
沖縄製糖宮古工場では21日までに「キビ山」作りに用いられたと思われるワイヤをはじめ、鉄パイプや鉄筋、鎌の刃、手おの、バールなどさまざまな金属片が多数確認されている。これらの金属片が混入することで圧搾機の歯が壊れる場合もあり、金属片を取り除くため圧搾ラインを一時停止するなど、ライン稼働に支障を来している。
度重なる稼働停止は原料の品質低下に結び付くもので、製糖工場では各農家に収穫・搬入の際に金属片が混入していないか慎重な確認を呼び掛けている。
また、搬入される手刈りのサトウキビの中には積載したトラックから大きくはみ出している例が多々見られており、トラックの枠に入り切らない状態での搬送は交通法違反となることから、キビの長さを220㌢以内に収めるよう金属片と併せて注意を呼び掛けている。