冬場の誘客に体験提供/観光プロモ事業「ゆくる」PJ
説明会参加事業者を募集/市観光課・観光協会
市観光課と宮古島観光協会は24日に会見を開き、「ゆくる」プロジェクトと名付けた観光プロモーション事業を2月23日から3月22日に実施することを発表。冬場の観光客誘致を目的に、観光客にさまざまな体験を提供する事業で、体験コンテンツや関連サービスの提供を希望する事業者を対象とする説明会を今月30日に開催することを説明した上で、多数の参加を呼び掛けた。
「ゆくる」とは、「ゆっくりと、暮らすように旅する」をイメージしたコンセプトワードで、同プロジェクトでは暖かい冬の宮古島で「日常的なゆったり感」などを観光客に伝える体験コンテンツを整備することで誘客を目指す。
体験コンテンツとしては、伊良部佐和田のサトウキビ畑に「サトウキビ迷路」を作るほか、牧山展望台と与那覇前浜を「ピクニックエリア」に設定し、各種用具の無料貸し出しなどを実施。そのほかとしては島のものづくりや宮古人体験、宮古グルメ、サイクリングを予定していて、市ではこれらの体験や関連するサービスなどを提供する事業者を募集する。その説明会を日午後2時から市中央公民館2階研修室で開催する。
サービスの具体例としては、宮古島特産品の生産現場見学や加工体験、伝統文化や工芸体験、美しい自然を活用したアクティビティー、宮古の食材を活用した料理やピクニックランチの提供、オトーリ体験、レンタサイクルなど。
会見で観光課の川満尚貴氏と観光協会の川満正寛氏は「参加事業者はさまざまなウェブコンテンツ上で紹介、宣伝していく。体験の実施には事業者の協力が必要。説明会で参加者を募りたい」として多数の来場を呼び掛けた。
説明会参加希望者は、所定の申し込み用紙に必要事項を記入して、観光協会内の同プロジェクト事務局へ持参またはメール(yukuru.miyako@gmail.com)かファクス(73・0955)で送信を。用紙は市のホームページからダウンロードできる。締め切りは28日。
同事業は、観光入域客数50万人の目標を達成するため、閑散期の観光客を増加させるための取り組み。事業主体は市で、運営は観光協会とJTB沖縄。事業費は3150万円で一括交付金を活用している。
問い合わせは同事務局(電話73・3855)まで。