文科大臣優秀賞に輝く/3教諭が受賞を報告
文部科学大臣優秀教職員表彰受賞報告会が4日、県教育庁宮古教育事務所で行われた。宮古地区から優秀教職員として表彰を受けた宮古高校の渡慶次晃教諭(専科・体育)、北中学校の渡久山睦子教諭(英語)、上野小学校の安田百合子教諭が同事務所の田場秀樹所長に喜びの報告を行うとともに、さらなる飛躍と子供たちの学習、スポーツ面における指導充実に意欲を示した。
報告を受けた田場所長は「宮古地区から3人も優秀教職員の表彰を受けて私も誇らしく思う。これからも子供たちの活躍を後押しするためにそれぞれの分野で頑張ってほしい」と激励した。
渡慶次教諭は「4年前に赴任し部を立ち上げて職員や地域の人たちの支えがあり結果を残すことができた。なにより優秀な生徒に出会えたことも大きな転機だった。こうした出会いを大切にしてこれからも生徒たちを良い方向に導いていきたい」と述べた。
渡久山教諭は「生徒たちが英語を好きになる授業づくりを同僚たちと考えてきた。私自身が若い先生たちから多くのことを学んでおり、学びの途中。これからも生徒たちが将来は英語に関わる職業に就きたいと思うような授業を進めていきたい」と意欲を示した。
安田教諭は「家族や上司、同僚、友人など多くの人の支えがあったので今回受賞できたと思う。この受賞を叱咤(しった)激励と受け止めてこれからも精いっぱい頑張っていきたい。自分の経験を後輩たちにも伝えながら、いろいろなことにチャレンジしていきたい」と話した。
渡慶次教諭は2011年に宮高に赴任。ウエートリフティング部を創部し監督として初心者を一から指導し、全国優勝へ導くなど高い指導力と体育の振興に貢献していることが認められた。
渡久山教諭は、自らの研究成果を生かした高い英語指導力で県の初代の「英語授業マイスター」に認定されたほか、授業改善アドバイザーとして2年にわたり宮古地区の英語教師の職能成長に大きく貢献した。
安田教諭は、これまでの教育課程研究長期研究における実績が認められ算数の授業改善アドバイザーとして活動し、研修会などでの講師やアドバイザーとしての発表で算数科の指導力の向上に貢献している。
この表彰は、学校教育における教育実践等において顕著な成果を上げた教職員の功績をたたえて表彰しており、2014年度は県内から3人を含む15人が受賞した。