宮工が最優秀賞/電気情報科
IT津梁まつりソフトウエア部門
宮古工業高校(宮里幸利校長)で4日、同校電気情報科がIT津梁まつり2015(県商工労働部情報産業振興課など主催)のソフトウエア部門で最優秀賞を受賞した報告会があった。開発したアンドロイド端末用の宮古島方言辞書のアプリケーション(アプリ)が選ばれた。同まつりのソフトウエア部門での最優秀賞は初めて。また、アプリを紹介する学生プレゼン部門では優良賞を受賞した。報告会にはアプリを開発した電気情報科の生徒5人を代表して根間勇喜君(3年)と亀浜大樹君(同)と同科の友利悟教諭が出席した。
アプリは自然や体の名称、感情など七つのカテゴリーに分けて、共通語から宮古方言が検索できる。宮古方言は文字のほかに、方言を使うときの状況などを4コマ漫画やイラストを使って説明している。
報告会で宮里校長は「受賞おめでとう。この宮古方言アプリは地域発展につながる素晴らしい作品。この成果をきっかけにこれからも頑張ってほしい」と激励した。
根間君は「展示の時に、見に来た人たちの反応は良かった。注目されていると思うとうれしかったが、まさか最優秀賞を受賞できるとは思わなかった」と喜びを語った。
アプリ開発に関して根間君は「方言を例文だけではなく漫画で視覚的に解説する部分に苦労した」と話した。
IT津梁祭りは1月30~31日、沖縄コンベンションセンターで開催された。ソフトウエア部門には14校、学生プレゼン部門には7校がエントリーした。