多面的野球場の建設を/21世紀新風会
伊良部への整備を市長に要請
市議会会派の21世紀新風会(新里聡代表)は5日、下地敏彦市長に対し、伊良部島の平成の森公園に複数球団のキャンプ誘致が可能となる多面的野球場の建設を要請した。
市長室を訪れた新里代表は、20年間、宮古島で春季キャンプを行ってきたオリックス・バファローズの1軍が今年から撤退したことについて「宮古経済において大きな損失」としながらも、それを「スポーツアイランド構想見直しの好機」と捉え、大橋開通後の伊良部の経済活性化の起爆剤として、複数球団のキャンプ誘致が可能となる多面的野球場の建設を要請した。
具体的構想としては、内・外野スタンドやブルペン、屋内練習場などの設備を備えた野球場を2面、グランドのみの練習専用球場2面の計4面の野球場を、伊良部の平成の森公園に建設する案を提示した。
下地市長は、同公園に隣接していて、老朽化に伴う解体撤去が決まっている伊良部B&G海洋センター体育館や屋外プールの跡地利用を含め、同公園の全面的な再整備を検討していることを説明。野球場の整備については「十分に検討した」との考えを示した。