沖糖が操業3日間休止
悪天候影響で ハーベスター稼働低下
沖縄製糖宮古工場(下地上地)は6日から8日までの3日間、操業を一時休止する。悪天候でハーベスターの稼働が低下し、原料のサトウキビの確保が難しいことが原因。同工場は「天気の回復を見ながら9日から再開したい」と話している。同工場は5日午前で原料搬入をストップしたが、宮古製糖城辺工場の搬入は続いている。
沖糖によると、現在54台のハーベスターが稼働しているが、雨天のためぬかるんだキビ畑で思うように作業がはかどらない状況が続いている。
このため、工場への原料搬入が低下、操業する最低条件となる1日の搬入量1300トンを下回ったため、一時休止を余儀なくされた。
沖糖によると、ハーベスターで刈り取った原料の1日平均搬入量は全体の約60%。天気の良い日が続けば80%に達し、ほとんどの農家がハーベスターに頼っているのが実情だ。
砂川玄悠専務は「スロー運転で乗り切ろうとしたが、手刈りだけの搬入には限界がある。週間天気を見ながら作業体系を整えてはいるが、安定操業に向けてはハーベスターの台数増加が課題となっている」と話した。
同工場は昨年2月と3月にも悪天候の影響で計4日間、操業を休止。当初、71日間だった操業期間を10日間延長して対応した。