11/23
2024
Sat
旧暦:10月23日 友引 辛 
教育・文化
2015年2月10日(火)9:00

「先輩」から宮古の歴史学ぶ/福嶺中

羽地寿さん(宮古島農林水産センター長)が講話


羽地さんは後輩たちに宮古の歴史などを語った=9日、福嶺中学校

羽地さんは後輩たちに宮古の歴史などを語った=9日、福嶺中学校

 福嶺中学校(饒平名和枝校長)で9日、進路学習会が開かれた。同校卒業生で沖縄総合事務局宮古島農林水産センター長の羽地寿さんが講師に招かれ「~先輩から後輩へ~ぷからす ぷからす」と題して講話した。城辺を中心に宮古の歴史などを紹介。福嶺小の児童6人と全校生徒14人は、興味津々に聞き入っていた。

 キャリア教育の視点と、先輩の講話を聞くことにより、自らの生き方を考えるのが狙いで開催された。

 羽地さんは「中国の歴史書『元史(げんし)』の記録では、14世紀に中国に船が漂着した。船に乗っていたのは『婆羅公管下密牙古人民(ばらこうかんかみやこじんみん)』という人たちであったという。『婆羅』は現在の城辺保良、『密牙人民』は宮古人と考えられ、その人たちはシンガポールまで行っていたという」と述べ、「皆さんは、宮古の古い歴史に誇りを持って良い」と強調した。

 羽地さんは『みやこの歴史 宮古島市史第1巻通史編』の記述を引用して説明した。

 「宮古島の人口は1611年には約8000人、現在は約5万4000人」と語った。

 また「宮古民謡の特徴は繰り返しが多い。繰り返すことは人々の心に強く訴えている」と話した。

 最後は「現代社会に必要なものは『これしかないではなく』、『これが全てではなく』、いろいろな言葉とか習慣などを認める寛容な人間になってほしい」と締めくくった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!