合格の喜びを報告/宮総実生活福祉科
看護師学校・食物調理検定
宮古総合実業高校生活福祉科3年の佐久川愛香さんがこのほど埼玉県にある正看護師専門学校に、来間桃花さんら7人は全国高校家庭科食物調理技術検定1級に合格した。10日に同校で報告会見が開かれ、合格した生徒が喜びを語った。
佐久川さんは、埼玉県の蕨戸田市医師会看護専門学校に合格。同校生活福祉科から正看護師学校に合格したのは今回が初めて。佐久川さんは「合格と聞き信じられなかった。兄の病気をきっかけに高校入学時から看護師になりたいと思ってきた。患者さんの心の支えになれるような看護師になりたい」と語った。
食物調理技術検定1級に合格したのは来間さんのほか、川満香織さん、下地恵美梨さん、平良志緒里さん、平良美歌さん、長嶺真紀さん、荷川取優真さん。同検定は食物調理に関する基礎知識と技術などを身に付けることを目的に実施されているもので、試験は献立作成、筆記、実技からなり、今回は「45歳母の誕生日祝い」という課題で、自分たちで考えた5品以上のメニュー調理に取り組んだ。
報告会には所用で参加できなかった下地さん以外の6人が出席。代表して来間さんが「みんなで取り組み、合格できたことがうれしかった。検定で得た知識を生かして自分で料理ができるようにしていきたい」と喜びと抱負を示した。
伊志嶺秀行校長は佐久川さんに対し「看護師になりたいとの思いで頑張ったことが合格に結び付いたと思う。立派な看護師になれるようこれからも努力して」、食物調理技術検定1級合格生徒には「合格に向け日々、自己研さんし頑張った成果が現れたのだと思う。この検定を進路に生かして、今後の人生を有意義なものにしてほしい」と激励した。