宮古南星アベックV/県小学卓球
牧志、宮国は個人戦制す
卓球の県小学生大会がこのほど、沖縄市の県総合運動公園体育館で行われ、宮古南星クラブが高学年の部の団体戦で男女アベック優勝を飾った。個人戦では男子低学年の部で平良第一4年の牧志侑武(あつむ)君、高学年女子の部では同4年の宮国悠乃さんが優勝。宮古南星クラブの総合力が光った。
男子団体戦は宮古南星クラブAと同クラブBが決勝で対戦するカードに。ともに決勝までストレートで勝ち上がる強さを見せた。
Aチームはいずれも平良第一6年の牧志卓磨君、横田恵叶(けいか)君、兼島研斗君で構成。一方のBは同6年の砂川朝博君と同5年の兼島幸祐君、同4年の牧志侑武君がチームを組んで決勝に臨んだ。
試合の結果、自力に勝るAチームが勝って優勝を収めたが、同一クラブの決勝は会場を沸かせた。
一方の女子は宮国さんと平良第一4年の砂川風子さん、同3年の池間夢良さんの3人が、5、6年生のチームを相手に奮闘。それぞれ巧みな技術を発揮して対戦相手を次々と下し、優勝まで上り詰めた。
男子個人戦は低学年の部で牧志侑武君が優勝し、高学年の部で兼島幸祐君が準優勝に輝いた。女子の部では本来低学年クラスの宮国さんが高学年の部を制して関係者を驚かせたほか、池間さんが低学年の部で準優勝に入る活躍を見せた。
この大会で監督を務めた兼島寛さんは「総合力の差で団体を取れた。沖縄本島のメンバーも強くなっている中でよく頑張った」と子供たちのプレーを高く評価した。一方で、「個人戦では取りこぼしと言ってもいい結果があった。4月の全国ホープス大会県予選に向けて気を抜かずにやっていかなければならない」などと話し、子供たちのさらなる成長に期待を込めた。
女子の部の個人、団体を制して2冠を達成した宮国さんは「優勝は狙っていたのでうれしい。次の目標は全国大会の決勝トーナメントで最低でも2回勝つことです。ベスト16に入れるように練習を頑張りたい」と喜びと抱負を話した。