「おくなわ」フェア開幕/島の魅力アピール
多良間など離島5村
【那覇支社】多良間など離島5村が一堂に会した「沖縄の奥、島の奥。おくなわの観光・物産と芸能フェア」(主催・おくなわプロジェクト推進協議会など)が13日、那覇市のタイムスビルで始まった。
15日までの期間中、多良間や粟国、渡名喜、南・北大東の各島の特産品をそろえた物産・観光フェアと郷土芸能の公演で島の魅力をアピールする。県内の地域活性化を図る「沖縄タイムスふるさと元気応援企画」の第9弾目の開催。
同フェアのオープンと同時に、1階玄関ホール内の多良間産ヤギ汁やぱなぱんびん、のにジュースなどの出展ブースには、在沖の郷友らの大勢の買い物客でにぎわいを見せ、試食や試飲しながら食材を買い求めていた。
1階ブースでは産地直送の黒糖塊かち割り実演や袋詰めされた黒砂糖などが安値で販売され、屋外テントでは郷友有志の「NPO法人ふしゃぬネット」による調理でピンダそばや黒豆ぜんざい、しゃたぱんびんなどを販売している。2階ギャラリーには島の観光パネルやPRブースなども取りそろえた。14日に塩川字会による八月踊りや組踊り「忠臣公之組」の郷土芸能が3階ホールで上演される。
開幕セレモニーで伊良皆光夫村長は「五つの島々には手つかずの自然が残り、独特の歴史、文化や伝統芸能が継承されている。島の魅力を五感で体感してほしい」と来場を呼び掛けた。