11/23
2024
Sat
旧暦:10月23日 友引 辛 
産業・経済
2015年2月15日(日)9:00

春ウコンの収穫本格化/沖縄長生薬草本社

下地社長「宮古は栽培に適する」


小型トラクターを使って春ウコンの収穫が行われている=14日、平良鏡原地区

小型トラクターを使って春ウコンの収穫が行われている=14日、平良鏡原地区

 沖縄長生薬草本社(本社・南城市、下地清吉社長)は宮古島市で春ウコンの収穫を行っている。錠剤や顆粒などにして本土や中国、韓国、台湾などの海外向け出荷する計画。下地社長は宮古島市城辺出身で「宮古の土はウコンの栽培に適している」と話す。将来的には栽培面積を拡大、収量100㌧を目指し、今後増大すると見られる海外からの需要に対応する計画だ。

 春ウコンはショウガ科に分類される熱帯アジア原産の植物。下地社長によると免疫レベルが極めて高く、がんや糖尿病などの疾患予防に効くという。

 同社は2年前から本格的に宮古での栽培を開始。現在は平良鏡原や城辺でも栽培している。

 収穫作業は小型耕運機で掘り出した春ウコンのヒゲ根をカットし、土を落として袋に入れる。

 地元の人約10人を雇用しており、下地社長は「今後、栽培面積を広げればさらなる雇用創出にもつながる」と話した。

 グアバや長命草の栽培も計画しており、健康の保持増進に役立つ植物の栽培に意欲的に取り組む考えだ。

 下地社長は長年薬草を研究開発、多方面にわたり健康を通して社会貢献をしたとして「大小発明やユニークな善事に尽くした」人に贈られる東久邇宮文化褒賞を受賞しているほか、農林水産大臣賞や農林水産祭での天皇杯受賞など多くの受賞歴がある。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!