産業・経済
2015年2月17日(火)9:00
イタチザメなど18匹駆除/池間島
漁業被害対策で実施
池間漁港に16日、駆除されたサメ18匹が水揚げされた。国や県、市の補助を受けて池間漁業集落(勝連見治代表)が実施した2014年度離島漁業再生支援事業。今年度が最終だが、市などはサメによる漁業被害の対策を図るため引き続き実施する予定だ。
駆除されたサメは、攻撃性が高いとされるイタチザメなどで、大きいのは体長2㍍35㌢だった。
前日にフデ岩の北海域でシビマグロをえさに、サメ捕獲用のはえ縄を仕掛けた。
池間島では一本釣り漁業が行われており、駆除を実施した池間漁業集落の勝連代表は「魚を釣った途中でサメに食べられる被害が多い。まだまだいっぱいいる。駆除は続けなければならない」と話した。
駆除されたサメは加工保存され、商品化できないか検討するという。勝連代表は「匂いを取ることなどが課題だが、県の指導を受けながら将来は地元の特産品として開発できれば」と話した。