市のエコ構想など学ぶ/横浜国大大学院外国人奨学生
研修、視察で来島
横浜国立大学大学院で経済学を専攻しているアフリカやアジアからの奨学生10人と随行教職員ら5人の計15人が17日、2泊3日の日程で研修のため来島。初日は宮古島市の財政課題やエコアイランド構想などについて説明を受けたほか、島内視察を行った。
今回、来島したのは、世界銀行(本部・アメリカ)の奨学生として修士課程を履修している発展途上国の若手幹部候補生ら9人と、日本による「アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ」の修士課程およびインターンシッププログラムによる奨学生1人。
下地上地の市エコアイランドPR館・エコパーク宮古で一行を出迎えた下地敏彦市長は、宮古島市が今年で合併10周年を迎えることや、これまでに行ってきた財政改革や職員定数適正化の取り組み、エコアイランドを宣言し、再生可能エネルギーの実証実験など二酸化炭素排出削減のために行っている事業の概略を紹介。「いろいろな事業について皆さんに見てもらい、宮古島の現状を知ってほしい」と呼び掛けた。
その後、仲宗根均財政課長が市の公共政策と財政の課題について、善平勝エコアイランド推進課長がエコアイランド構想について、通訳を通して説明。奨学生らはメモを取るなどしながら熱心に聞き入っていた。
この日はバイオエタノール施設製造施設や来間島の視察も行った。
きょう18日は、島尻マングローブや西平安名崎の風力発電施設、メガソーラー実証研究設備、地下ダム資料館などを視察。19日は下地島空港などを見学し、帰路に就く。