教育・文化
2015年2月18日(水)9:00
アーサの収穫体験/宮総実
低水温で青々と育つ
宮古総合実業高校(伊志嶺秀行校長)の食と環境科フードクリエイトコース2年生20人が17日、平良の大浦湾アーサ(和名ヒトエグサ)養殖場でアーサ収穫体験を実施した。生徒たちは収穫を通して養殖業の大切さを実感し、次年度の課題研究の主原料であるアーサについて知識を深めた。
体験学習では、西原漁業集落と宮古島漁協ヒトエグサ生産加工部会が受け入れに協力した。同コースの受け入れは初めてという。
今期はアーサ養殖網約1000枚が張られ、前期と比べ約200枚多い。網1枚の長さが18㍍、幅13㍍。来月からの本格的な収穫を前に、各網にはアーサが青々と育っている。
西原地区の参加者らは、海岸でゆし豆腐にアーサを入れた料理を作った。アーサ収穫を終えた生徒たちに振る舞い、喜ばれた。
同集落の池田博次さん(62)は「水温が低くなっているので、アーサの成長は良い」と笑顔で語った。