「兼業禁止」に該当と判断/西里氏資格審査特別委
議員資格は継続協議
西里芳明市議の議員資格を審査する第6回資格審査特別委員会(垣花健志委員長)が19日、市役所平良庁舎で行われた。西里氏が役員を務めていた建設会社が地方自治法第条の2の兼業を禁止し得る対象になるかについて協議した結果、全会一致で該当するとの判断を下した。また、市との請負関係についてもその事実があったことも確認し、西里氏の議員資格については次回以降も継続して審議していくこととなった。
過去5回の委員会では、審議に必要な資料についての協議に終始し、具体的な中身の議論には至っていなかったがようやく今回から具体的な審査となった。
地方自治法第92条の2の規定では、議員個人が普通地方公共団体との間で請負関係にある場合と、議員が主として同一の行為をする法人の役員等として当該法人と普通地方公共団体との間で請負関係にあるという二つの態様を禁止している。
西里氏が役員を務めていた建設会社が宮古島市の公共工事を受注していたことは、この地方自治法92条の2に該当すると同委員会として判断したことで今後、委員会では西里氏の2期目における請負実績などについて審議し、議員資格についての判断していくこととなった。
実質的な審議が始まったが、冒頭から審査する請負実績の期間について与党と野党の意見が衝突した。
与党はあくまでも西里氏の2期目スタートとなる2013年11月以降であるという主張を展開。野党は2期目スタート時に1期目からまたいでいる市との請負契約があることからその実績も含めた期間で審査することを求め紛糾した。
次回の委員会は24日に行われる。