伊良部の大自然満喫/ロマン海道マラソン
4コース1014人が完走/大橋開通を記念
伊良部大橋開通記念「第16回ロマン海道・伊良部島マラソン~海風をうけて、ロマン再発見~」(主催・いらぶ観光協会、主管・同マラソン実行委員会)が22日、伊良部南区の平成の森公園前を発着点に開かれた。A23㌔、B13・5㌔、C7㌔、D1・6㌔(ファミリーコース)の4コースに計1016人が参加。曇り空の下、美しい大自然を楽しみながら伊良部路を駆け抜けた。
Aコース23㌔男子は、児玉明紀さん(35)=宮古島市=が1時間22分13秒で優勝した。女子は落合友美さん(25)が=同=2時間3分49秒で優勝を決めた。1014人が完走し、完走率99・8%。
開会式で、同委員会の長嶺吉和委員長は「伊良部は四方を海に囲まれ、日本の渚百選の一つ認定された佐和田の浜や、国から天然記念物及び景勝地に指定された通り池など数多くの名所を有し、島全体が県立自然公園に指定されている、自然景観に恵まれた島である」と述べた。その上で「この優れた自然の醍醐味を満喫しながら自らのペースでレースを楽しみ、全員が完走できることを期待している」と語った。
次いで下地敏彦市長が「絶対に交通事故に遭わないように楽しく完走することを期待する」と激励。伊良部出身で市議会の佐久本洋介副議長が、大橋開通に伴う地域活性化に期待を寄せた。
午前9時30分にスタート。全員がマイペースで快走した。下地島空港では同10時時点で、気温22・3度、南寄り風8・5㍍を観測した。ジョガーらは絶好のマラソン日和にさわやかな表情を見せながらゴールを目指した。